うららの為替展望

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2019年以降のドル円。アメリカの景気後退(リセッション)入りをどう見極める?

長短金利差が景気後退を示唆する


現在、アメリカは経済が良好なことから金利引き上げの政策をとっています。
緩和から引き締めの時代に突入しましたね。
世界経済は緩和と縮小を繰り返して成り立っています。
緩和の時代が終われば縮小が来ますし、
縮小の時代が終われば緩和の時代が来ます。
長短金利差(イールドカーブ)が景気後退の時期を見極めるひとつの材料になるということで
今回は2019年以降の景気動向を見るという意味で長短金利差の見方を解説していきます。

金利を上げるということは政策金利を上げてマネーの流れを鈍くするということです。
政策金利とは中央銀行FRBが地銀にお金を貸す時の金利です。

アメリカの来年の利上げは、FRBによると4回を予定しています。
そして某エコノミスト予想の言葉をお借りしますと
FRB来年のアメリカFF政策金利(対GDP比)は現在の2.3%から2.5%になると想定しており、
逆に長期金利(10年債金利)は2.7%程度しか上昇しないと予想されています。
つまり両者の差が縮まるということです。

長期金利は潜在成長率と期待インフレ率とリスクプレミアムの合計であり、
政策金利との相関は無いですが
金利が高い国に日本などの緩和マネーが流入することなどもあり
アメリカ長期金利が上昇しにくいという要因もひとつ挙げられます。
その中で政策金利を上げると、
先駆けている長期金利と並ぶことになり

長期長短金利差がほとんどなくなるあるいはフラット化します。
これは前回の利上げ局面でも見られた現象で
リーマンショック前にも同じことがありました。

この長短金利差がフラットあるいはクロスした時点から
約9か月~1年半でリセッション入り(景気後退の始まること)する動きが見られる
ことが過去の実際のデータで証明されており、
2020年頃からアメリカ経済の後退が始まるのではと予見できます。

過去のラインチャートで見てもエコノミストが示す長短金利の上昇幅は妥当だと感じますし
縮小から後退へのプロセスは必然の流れでありますので
2019年以降、2020年にまでに及ぶお話しですが
この説を元に投資家は身構える必要がありそうです。



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