為替への影響は?発表の順番は?「FOMC議事要旨」(FOMC議事録)を解説!
スポンサードリンク
FOMC議事録(議事要旨)について
ドル円トレーダーの相川うららです。
本日はトレーダーにとって重要な、「FOMC議事録」について解説していきます。
1.そもそもFOMCとは?おいしいの?
ある意味「おいしい」かもしれませんね(笑)。
FOMC(エフオーエムシー)とはそもそも、
Federal Open Market Committee(連邦公開市場委員会)の略です。
これは、アメリカの金融政策を決定する会合のことです。
つまりFOMCは、会合の名称であり、
それを開催しているのはアメリカのFRBです。
日本で例えるなら、日銀と同じように機能しています。
約6週間ごとに、年8回の定例開催、または必要に応じて随時開催されています。
2.FOMCではどんなことが話し合われるの?
アメリカ各地の連邦準備銀行が提出する、
ベージュブック(景況報告)
3.FOMC議事録とは?
「FOMC議事録」という名称からお気づきの方も居るでしょうが、
この議事録というものは、
FOMCで決定され発表された事柄の
「その決定に至るまでの議論(経緯)」をまとめたものです。
経緯を知ることにより、より詳細な情報を得ることができるという訳です。
基本的に議事録は
FOMC金融政策決定より3週間後に公開されますので
既に政策が決定されているため、議事録が大きく為替に影響を与えるかといいますと、
そうでもないのでは?と思いますよね。
4.ドル円への影響は?
結局のところ、為替の値動きに影響はあるの?ということです。
こたえは
「あります。」
なんで?結果はもうわかっているよね?
と思いますよね。
先に述べました、
FOMC議事録に集約されている『その決定に至った議論(経緯)』が
キーワードです。
投資家たちが注目しているのは、今後の利上げペースに対する各議員の見解。
バランスシート縮小に関する議論がなされたかどうか、など。
(バランスシートとは、一定時点における企業の財政状態を示す一覧表のこと。貸借対照表ともいう。企業の「資産」と「負債」「資本」を対照表示することによって、企業の財政状態を明らかにする報告書である。資金の調達源泉と、資金の用途が記されている。貸借対照表は、資産、負債、資本の分析をすることで、企業の安全性や手元流動性を判断することができる。
バランスシート縮小とは、
つまり、
バランスシート縮小となると、債券の価格が上昇しにくくなるということに
つながるのです。債権の価格が上昇しにくくなると
長期金利があがります。
金利が上がるということは、ドルが流通しにくくなり、
ドル高要因になる。ということです^^*
あくまでこれは一例で、
どのように議事録が為替に影響を与えるかは
フタを開けてみないとわかりません。
なので予測せず、
値動きを見て追随していくのが賢いトレードと言えます。
材料が控えている中では、
エントリーは控えたほうがよい
と感じます。
5.発表の順番
いろいろあるけれど
一体どの順番で発表されるの??
と、こんがらがっちゃう方もいらっしゃるかもしれませんので、
最後におまけとして記載いたしますね^^
FOMCで決定された政策を発表する声明文が
FOMCでなされた議論の内容、
つまりFOMC議事録(議事要旨とも呼ばれる)は、
声明文が発表された約3週間後に公開されます。
この予定は証券会社などのマーケット情報で確認することができます。
この2つは今後の米国の金融政策の方向性を予想する上で
重要な指標であり、市場に大きな影響を与えるため
注目の指標と言えます。
この記事を読んでいる方におすすめ
<スポンサーリンク>